typoする毎日

中小いっと企業にいながら、サークル的なやつをやってる人の備忘録

「転職するぜ!」と転職活動して転職しなかった理由

2014年5月。

 

「転職しようかなあ。。。」

 

こう思ったのは別に初めてのことじゃない。

けど今回は結構リアルにそう感じていた。

 

「給料、安いわ。生活できないなあ。」

 

 

今年の3月と4月、久しぶりに「案件の隙間」に入った私は、残業時間が20時間未満/月だった。

その結果、生活が大変苦しかった。

 

新卒の時に入った会社とは違う会社だけど、新卒のときの手取りの額と、残業なしのときの手取りの額を比べてみた。

9000円しか上がっていなかった。

 

でも年収ベースはかなりあがってる。

少なくとも新卒からは100万円以上。

でもそれはすべて、残業代によるものだということが改めて分かった。

 

所属している会社に不満があるところは他にもある。

・受託案件が少なくなってきている&メンバーが少ない

・業務で新しい技術や新しいやり方をしていない

他にもいろいろ小さいことはあった。

 

でもやっぱり一番は収入のところで、

「転職活動してみるか」との結論に至った。

 

 

2014年6月。

珍しく受託開発メンバーの私が社外に出て客先で派遣のお仕事をしていた。

 

2014年7月。

とりあえず転職サイトに登録してみた。

一括登録余裕。

 

一時して、何となく1社に申し込んでみた。

そうすると、運営する会社から電話があって、「転職サービスに申し込んで貰ってからの応募となる」という、転職サイトあるあるに遭遇した。

(今ではあるあると言えるけど、それすら知らなかった転職初心者)

 

転職サービスに申し込んだら、経歴や転職の希望が満たせるような会社を転職サービスをピックアップしてくれて、私に提示してくれた。

今回の活動においては、2社使用させていただいたが、1社はよかった。

1社はダメだった。

さらに言うなら、よかった1社も担当が途中で変わった結果、微妙になった。

つまり転職サービスってのは、「当たる人によりけり」なんだなあということがよくわかった。

(否定はしない。いろいろやってくれるからむしろありがたい側面もある)

 

2014年7月~8月。

怒涛の面接ラッシュ。ほぼ毎日。定時後。仕事も忙しいっていうのに。

書類選考を通過したのは10社くらいあった。

とりあえず私の最低条件みたいなのは

・年収400万円~

・自社開発(受託、自社サービス、パッケージは問わない)

・社内の技術意識が高い

みたいな条件しかなかったから、必然的に会社は多くなるらしい。

 

だから業界もばらばら。

有名な会社さんもあれば、名前聞いたことないよっていう会社まで。

新卒のときの就職活動もそうだったけど、やりながら学びながら面接に慣れる、そんなパターン。

 

面接ではいろんなパターンがあった。

一番多く聞かれたのは、当然だが「現職を辞める理由」。

そこから派生していく質問が多かった。

 

ゲーム系の会社は、僕らの年齢(27歳)は「プログラマ」を求めているらしく、ガッツリ技術的なことを聞かれた。ベンチャー系も同義。

受託開発やパッケージ系の会社にいくと、「プレイングマネージャー」みたいなのを求められた。

 

これに関しては私自身は「どちらでもいい」と感じていた。

けど面接官の雰囲気的なところを言うと、前者は「上から目線」。後者は「対等」。

こういったところからも、前者は僕には向いてないんだなーとも思った。

 

 

あと、ベンチャーは「適当」だなあと感じた。

まず出している求人と、面接を受けたときの求人の内容が異なる。

例えば「PHPによる開発(WindowsMacなど)」と書いてても、実際はMacで開発して、Linuxにデプロイ。

例えば「JavaPHPなど、何か言語を触っているだけでOK」と書いてても、実際はJavaじゃないといけなくって、しかも経験年数が3年以上とか。

 

求人内容が異なれば、そりゃ求められるスキルが変わるわけだから、面接もおかしなことになるよねっと。

 

あと多かったのが、事前に経歴書と履歴書を送っていたのに、面接時には両方を求められることと、両方の内容を見ていない見当違いな質問が飛んでくること。

細かい仕事内容や、受託か派遣かまで書いていたり、なんなら経験・未経験のないようまで普通に書いてるのに、未経験に書かれている言語について「どれだけ仕事で使ってましたか」と聞いてくるし、「派遣で仕事をされていると思いますが」と履歴・経歴を見てもないのに質問してくる。

このあたりは謎。採用に力入れてないのかな、と思ったり思わなかったり。

 

 

まあそんなこんなあったうえで、内定は4つほどいただいた。

どこも結構いい条件だった(給与的な面で)。

 

でも内定は全て辞退させてもらった。

内定を出していただいた会社さんには非常に申し訳ないことをした。貴重な時間を使わせたことになっているわけだから。

 

内定を辞退した理由というのは

・面接の中で、技術不足(というよりはキャッチアップ力不足)を露呈したから

・所属している会社において、まだ自分がやっていないことがあったから

・とりあえずの給料はあがったから

である。

 

面接を受けてる最中、やっぱりLinuxに対するアプローチと、新しい技術への取り組みみたいなところ(個人的には痛いところ)を突かれた。

まあそう言われた会社の面接では、「セミナーとかに行かないとダメ」とか「勉強会に出ないとダメ」みたいなことは言われたが、必ずしもそうではないと思う。

だがどちらにしても、自分の中での「やってる」感は、他人における「やってる」に届かないんだろうな、と思った。

だから、自分なりの意識改革や時間作りなどからしようと思う。

(家族もいるから家族も大事だし、そこらへんはバランスだと思う)

 

あとどっかの会社の面接で言われたのが、「所属してる会社でまだやれることあるんじゃない?」

確かに2次請け、3次請けで、環境や言語の選択すらできない会社なところはあるけれど、社内の環境だったり、社員の意識だったり、給与の改善だったり、仕事を請けてくるところだったり。

要は、私自身が「上司がすればいい」と思ってた部分を喰っていくってのは、やってなかったなあ、と。

それをずっとするつもりはないけれども、少なくとも1年くらいはトライしてみてもいいかなと思う。

 

あと大事だったのが、とりあえずの給料が上がる事。

見なし残業で一定時間積んでもらったから、数年後は転職活動をまたしてるかもしれないけれど、1年くらいは問題ないかなと思った次第。

 

 

きっと転職はする。数年の間に。

ただ転職のタイミングが今じゃなかったんだな、と転職活動をしてみて思った。

 

次の転職活動がいつになるかは知らないけれど、その時のための自分へのメモとしてここに残しておこう、と思う。

 

 

 

 

 

追記:

2015/04.

2015年5月をもって退職。転職することに。

ruizi-luigi.hatenablog.com